今でこそ超マウスマニアだけれど、最初は別にそれほど好きじゃ無かった。
一番最初に実物マウスを見たのは、大学の何年目かの事。
Kさんという人が、マウスを連れてきていたのを見たのだ。
実験で余ったマウスを連れて来ていた、と言うことだった。
その時にはそれほど
可愛いとは思わなかった。
私の大学では、5年生の時に「基礎実習」というのがあり、基礎
講座で半年ぐらい基礎研究を経験することになっている。その時も私が選んだのは「微生物学講座」で、マウス由来の細胞を飼っていたけれど、マウスに会うことは無かった。
時は過ぎ、大学院時代。
始めにどんな研究がしたいかを教授と話し合う事になっているのだが、その時は「免疫関係の研究がしたい」と希望を出しており、微生物学講座で研究する気が満々だった。
しかしもう定員がいっぱいだということで、夢に破れてしまった。
しかし、免疫関係の研究をしたいなら・・・という事で紹介されて行った先が、マウスを扱う研究をしていた。
最初は
「可哀想で絶対に実験できない!」
と言っていたのだが、
「慣れるよ」
と言われてしぶしぶ了解し、そこで研究をすることになった。
そして実験をしているうちに慣れてきたし、マウスのかわいさにも気づいてしまった。
つぶらな瞳、案外愛らしい仕草。
たまたま実験で余ったマウスがいて、それを飼う目的で連れ帰ってきたのがマウスオーナーになったきっかけである。それからはますますはまってしまって、今では常時4匹のマウスのオーナーである。なぜ4匹かというと、2匹・2匹に分かれるからいいかな?と勝手に考えているから。
4匹は顔立ち・大きさ・性格・行動で区別している。時々しっぽが曲がっている、とか特徴がはっきりしている場合もある。本当になついてくれるし、可愛い。うれしいときも、悲しいときも、腹が立っているときも、ここもう5年ぐらいは、マウスと一緒に生活している。
しかし、イヤなことというと、寿命が短いこと。みんな2年で死んでしまう。
毎回悲しい思いをするけれど、やっぱり懲りずに
赤ちゃんマウスをもらってくる。
これからも飼いつづけたいと思う。